施設形態ごとの残業あるある

介護士は、現場によっては残業がほぼ毎日というのがあるあるです。ただ、介護士が残業をどのように認識しているかは、勤務先の施設形態によって違いがあります。入所型でのあるあるは、単純に日常的に業務が忙しすぎて残業せざるを得ないパターンです。有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの入所型施設では、受け入れられる限界の人数まで入所させていることが多く、施設の規模に対して介護士が足りていない場合がほとんどです。要介護度の高い利用者も多いのでケアに手間もかかることから、一通りの業務を時間通りに終えるのは至難の業になっています。そのため、やむを得ず残業している介護士が多いことが特徴です。

一方、通所型のあるあるとして知られているのが、書類整理の時間として位置付けられているパターンです。デイサービスセンターのような通所型の施設では、スケジュールと営業時間がきっちりと定められていて、家族が迎えに来る時刻も送迎のバスやタクシーが出発する時刻も決まっています。時間通りに予定をこなせるようにする必要があるため、営業時間中は必死に利用者やその家族の対応を行います。結果として、その日の記録を書類に記入する時間を確保できず、残業をして書類作成をしている現場が多いのが現状です。ほとんどの人が残業で書類を書いているので、それが当たり前になっていて、新しく職場に入った人も同じように昼間は書類を書かずに残業中に作成する傾向があります。施設形態以外のあるある例はこちら>>あなたはいくつ当てはまる?介護士あるある!